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常温硬化型耐熱エポキシ樹脂 ER-2233主剤×EH-2485硬化剤

特徴

一般的な耐熱用エポキシ樹脂は加熱硬化をさせないとゲル化や硬化しないタイプがほとんどとなります。本品は加熱硬化をさせなくても常温でも硬化する特異な特徴を持ったエポキシ樹脂となります。
常温硬化でもしっかり硬化しますが、加熱硬化させることにより高い強靭性と耐熱性を持ったエポキシ樹脂となります。
硬化条件を任意に設定できるのでユーザー様にて作業条件をコントロールすることができます。
エポキシ樹脂の特徴である接着力も良好で主剤・硬化剤の組み合わせを変えることにより粘性をコントロールする事も可能です。



代表性状
性状項目 ER-2233主剤 EH-2485硬化剤
外観 無色又は淡黄色透明液状 茶褐色透明液状
重量配合部数 100部(5部) 20部(1部)
粘度 mPa・s 25℃ 1,300 10,000
比重 1.15 1.05
配合粘度 mPa・s 25℃ 3,000
可使時間 150g 25℃ 100分
硬化性

主剤・硬化剤混合後の経過時間毎のデュロメータD硬度
 16時間後 32
 24時間後 66
 48時間後 82
硬度
デュロメータD
25℃×7日間
硬化品
84
25℃×16時間+
150℃×3時間硬化品
85
 熱変形温度
HDT
25℃×7日間
硬化品
54℃
25℃×16時間+
150℃×3時間硬化品
155℃
 引張せん断
接着強さ
(鉄)
25℃×7日間
硬化品
19MPa
25℃×16時間+
150℃×3時間硬化品
21MPa
 引張せん断
接着強さ
(ステンレス)
25℃×7日間
硬化品
10MPa
25℃×16時間+
150℃×3時間硬化品
19MPa
 引張せん断
接着強さ
(アルミ)
25℃×7日間
硬化品
4.8MPa
25℃×16時間+
150℃×3時間硬化品
6.7MPa
建研式接着強さ(コンクリート)
25℃×7日間硬化品
コンクリート破壊

※熱変形温度について
熱変形温度は耐熱性を測る一つの指標となります。熱変形温度は油中にて3点曲げを行い一定の荷重をかけて昇温させていき一定の変位量となった温度を読み取る試験となります。測定方法が違いますので一般的に使用されているTgとの相関関係はありませんが、ある文献によると熱変形温度+20〜35℃がTgと同等といわれております。



同シリーズ組み合わせ例
 
組み合わせ ER-2233主剤
×
EH-2002硬化剤
ER-2233主剤
×
EH-2485硬化剤
ER-2315主剤
×
EH-2002硬化剤
ER-2315主剤
×
EH-2485硬化剤
粘度 mPa・s 25℃ 2,000 3,000 40,000 63,000
可使時間 150g 25℃ 70分 100分 75分 55分
熱変形温度
25℃×7日間硬化品
51℃ 54℃ 47℃ 55℃
熱変形温度
25℃×16時間+
150℃×3時間硬化品
123℃ 155℃ 145℃ 171℃



使用方法
@準備 被着材側にホコリや油分・水分等がある場合には、接着不良の原因となる事がありますので除去を行って下さい。

A混合・計量 気温、配合量によっても変わりますが、可使時間を目安として一度に使い切れる量の主剤と硬化剤を重量で配合比となるよう量り取り、均一な状態になるまで十分混合して下さい。

B注入・塗布・接着 可使時間内を目安として注入・塗布・接着等を行って下さい。

C養生・加熱硬化 適切な養生期間を設けてください。加熱硬化する場合はすぐに温度を上げてしまうとダレや被着材への吸込みが起きてしまいますのである程度の固まり状となってから加熱硬化させるようにしてください。



使用上の注意
本品をご使用の際は下記の点に注意してご使用ください。
・安全データシートを確認の上ご使用ください。
・塗布面の材質によっては本製品により変質する場合があります。予め目立たない場所などで試して問題ないことを確認後使用ください。
・取り扱いには不浸透性の手袋や保護メガネ等適切な保護具を着用して下さい。
・保管は開封済み、未開封に関わらず風通しの良い屋内の冷暗所にて保管してください。




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